ブランドコンセプト

CONCEPT

ネオジェネシス

ネオジェネシスのルーツ

マグワイア博士が幹細胞研究に着手したのは1985年のことで、1995年より成体幹細胞の本格的な研究を開始しました。当時、科学は幹細胞の驚異的な能力である自己複製能力および、さまざまな種類の成熟細胞へと変化する分化能力が明らかにされました。
マグワイア博士は、正常な成体幹細胞を脳に移植し、その再生効果を観察したときに極めて重要な発見をしました。脳組織の再生だけでなく、移植片に隣接する皮膚も驚くべき変化を示しました。皮膚は滑らかで引き締まり、若々しい輝きを放つようになったのです。この発見が、マグワイア博士を未知の領域へと駆り立て、幹細胞を用いたネオジェネシスの製品の基礎を築くことになりました。

幹細胞が放出する分子の力

マグワイア博士の研究の画期的なことのひとつは、幹細胞による治療の可能性は細胞そのものにあるのではなく、幹細胞が放出する分子やタンパク質にあるということでした。長年にわたり、著名な研究者達は、幹細胞から放出される分子の機能と質が、加齢とともに低下することを明らかにしてきました。その結果、肌の修復力や維持力も低下してしまうのです。そこで浮上した疑問がありました。それは「損傷を受けた組織内で、これらの重要な分子を正常なレベルに回復させることができたら…」ということでした。
その答えは、”Systems Therapeutics(システム療法)”という概念にありました。ネオジェネシスは、若く健康な肌が本来持っているすべての分子を、ダメージを受けた肌に与える方法の開発に着手しました。このアプローチは、必要な栄養成分を供給することによって、ダメージを受けた組織を健康で輝きのある状態に戻そうとするものです。 ネオジェネシスが提供する製品は、単なるスキンケアに留まらず、加齢、にきび、酒さ、湿疹や乾癬などの慢性皮膚疾患などの幅広い症状に対する解決手段を提供しています。さらに最も注目すべきは、ネオジェネシスの製品はがん治療にも応用可能なことです。ネオジェネシスは、スキンケアの専門家による治療の効果を高める先進的な製品を提供しています。

がん患者のコミュニティをサポートするネオジェネシスの役割

ネオジェネシスは、単にスキンケア製品を提供するだけでなく、がん患者のコミュニティに支援の手を差し伸べています。多くのパートナーと協力し、がん治療中に皮膚の副作用に直面している患者に製品を提供しています。ネオジェネシスは、治療中に生じる特有のスキンケアのニーズに対応することで、がん患者の生活の質を向上させるよう努めています。

成体幹細胞の供給源

ネオジェネシスは、皮膚の深い真皮層と皮下層に存在するヒト成体幹細胞を使用しています。これらの幹細胞は、肌の修復と健康維持に生涯にわたって機能します。ネオジェネシスが他社製品と一線を画しているのは、これらの成体幹細胞を、厳密に規制された米国内の組織バンクから調達している点です。これらの幹細胞は生体ドナーから採取されたもので、最高水準の安全性と品質を保証しています。 他社製品は、植物幹細胞や骨髄幹細胞など、別の幹細胞を使用している場合があります。植物幹細胞は、皮膚の保護作用はありますが、ヒト組織と効果的にコミュニケーションを取る能力に欠け、再生作用が制限されます。一方、骨髄幹細胞は、創傷の修復に必要な場合にのみ使用されるものです。長期間の使用は皮膚の老化を早め、炎症を強める可能性があります。

自然の治癒プロセスを模倣

ネオジェネシスでは、幹細胞から分泌される分子を生成する体内の自然なメカニズムを再現しています。皮膚細胞がダメージを受けると、皮膚常在幹細胞を活性化させるシグナルが放出され、治癒分子の生成が促されます。これらの分子には、成長因子、サイトカイン、抗酸化物質、熱ショックタンパクなどの必須タンパク質が含まれます。重要なのは、これらの分子が三次元の正しい折り畳み構造に変化する過程を経ることです。
適切に折り畳まれると、これらの分子はエクソソームと呼ばれる脂質膜に包まれます。エクソソームは自然のインテリジェント・デリバリー・システムとして機能し、損傷した細胞に分子を効率的に送り届けます。エクソソームは「高性能のリポソーム」のようなもので、傷ついた細胞のシグナルを感知し、修復に必要な分子をピンポイントで送り届ける能力を 持っています。私たちの身体は、このプロセスを毎日何十億回と繰り返していますが、加齢とともに幹細胞の機能は低下してしまいます。ネオジェネシスは、低下する幹細胞機能を補完する手段として、局所的な解決策を提供します。 厳密な科学的研究と、がん治療中の人々をサポートするというコミットメントに基づいて設立され、S²RM®テクノロジーと幹細胞放出分子の力を活用した製品を提供し、最高の安全基準を守りながら、さまざまな肌と髪の状態に対応する自然なソリューションを提供することに専心しています。ネオジェネシスは、科学に基づき、自然の回復力(治癒力)のよるスキンケアの未来を先導しています。

S2RM®テクノロジー

S2RM®テクノロジー開発の経緯

マグワイア博士は、カリフォルニア大学バークレー校に在籍中、単一構成要素(タンパク質)に対する複数の経路を介したシステムの重要性を知りました。単一の経路は、他の多くの経路から影響を受けています。単一経路に対するシステムの影響をさらに解明するための研究の結果、ヒトタンパク質の挙動は、卵母細胞と人体組織とでは大きく異なっていることを見出しました。その後、カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部の教授となり、アルツハイマー病や筋萎縮性側索硬化症などの疾患における脳の生理機能を正常化する新しい治療法の開発に力を入れていました。それは、脳やその他の疾患組織に、その組織が若く健康であったときに正常に存在していたものを戻すというもので、「生理学的再正常化」と呼ばれました。この戦略の鍵は、害を与えないことであり、組織が若く健康だったときに普通にあったもの、あるいはあったはずのものを取り戻すことです。最近、神経系疾患、皮膚疾患、ガン治療におけるこの戦略の成功について詳述した査読付き科学論文を『フューチャー・サイエンス』誌に発表しました。論文に記述した組織の再正常化の概念を皮膚疾患の治療にも応用したのです。この技術は、病気の状態で欠けているものを組織に戻すことで、組織を再び正常な状態にします。ネオジェネシスの生理学的再正常化戦略は、多くの皮膚疾患に有効であることが明らかとなっています。なぜなら、ネオジェネシスの技術を応用すると、異常な生理学的状態にある皮膚に、正常なタンパク質やその他の分子が補われるからです。これは、1つの経路をターゲットとして設計された従来の医薬品とは大きく異なっています。病気やその他の症状には多くの経路が関与しており、1つの経路だけをターゲットにした薬剤を使用しても期待通りの効果が得られません。S²RM®テクノロジーは、病態の根底にある多くの経路をターゲットにするため、有効性が格段に向上します。

成体幹細胞におけるS2RM®テクノロジーの有用性

特に皮膚に関しては、その生理機能を正常化させるための新たな治療戦略として、2つの基本的な方法があります。どちらの方法も、皮膚の生理機能を正常化するには、皮膚の幹細胞機能を正常化することが大切です。第一に、私が医学部教授時代に脳疾患を対象に初めて開発した、成体幹細胞をベースとした技術(S2RM®テクノロジー)を用いることです。さまざまな種類の成体幹細胞が、脳や皮膚など、いずれの組織にも常在しています。私たちの技術の鍵は、2009年にマックス・プランク研究所のエリー・タナカ博士によって初めて発見され、概念化された「組織特異的幹細胞」を使用することです。特定の組織を最もよく維持し治癒するには、その組織の幹細胞を利用すべきです。皮膚の幹細胞は、それぞれ幹細胞放出分子(SRM)と呼ばれる分子を放出し、皮膚の構成要素(コラーゲン、ラミニンなど)、構成要素分子が皮膚の構造を形成するように指示する分子(HAPLN-1など)、タンパク質やDNAを保護する抗酸化物質、損傷したタンパク質を修復したり除去したりするタンパク質(熱ショックタンパクなど)、そして、炎症や痛みを制御し解消する分子を提供します。異なる成体幹細胞は、それぞれ固有の分子を放出し、異なるタイプの幹細胞からの分子のプールが相乗的に働きます。このように、幹細胞からさまざまな分子が皮膚に放出されることで、皮膚構造は維持され、治癒しています。しかし残念なことに、加齢や病気、生活習慣の乱れによって、幹細胞から放出されるこれらの分子は分解(変性)され、その数が減少してしまいます。その結果、分子機能の喪失や低下が起こります。そして、ほうれい線やしわ、肌のたるみ、赤み、炎症、変色などの外見的な兆候が現れます。肌が若く健康だったころにあったもの、つまり幹細胞からのさまざまな分子の集まりを肌に戻すことで、肌質を維持・回復させることができ、より健康な肌になります。アトピー性皮膚炎のような疾患であれ、切除創傷治療であれ、皮膚の状態はタンパク質や脂質などの他の分子は破壊されており、正常な濃度で存在はしていません。
S²RM®テクノロジーは、乱れたタンパク質と脂質を再正常化することができます。これが、S2RM®テクノロジーが多くの皮膚症状や疾患に有用な理由です。健康な肌は美しく輝いています。S2RM®テクノロジーは、皮膚由来の複数の成体幹細胞から幹細胞分子を放出させることで、肌の健康と美しさを改善します。

ピンクリボン運動への参画

QOLの向上

ネオジェネシスは、がんと闘う方を支援することを約束します。ネオジェネシスは、がん患者特有のニーズに対応するために特別にデザインされた、がん治療に適したスキンケア製品を提供しています。ネオジェネシスが特許を有するS²RM®テクノロジーは、放射線療法、化学療法、手術などの治療前、治療中、治療後の肌を強化することで、患者に力を与える画期的なアプローチです。
ネオジェネシスのスキンケア製品が、がん患者のQOL向上にどのように貢献しているかを紹介します。

治療前の肌強化:

がん治療は肌に負担をかけ、敏感で傷つきやすい状態にします。ネオジェネシスのS²RM®テクノロジーは肌を強化し、治療に備え、副作用のリスクを軽減します。

治療中と治療後の肌再生:

がん治療の副作用による炎症、日焼け、皮むけなどの症状を和らげるために必要な栄養素を提供します。含有成分に対する禁忌や有害な反応はなく、安心して使用することができます。

自信と安心感をサポート

ネオジェネシスのスキンケア製品の効果は、患者が自信を取り戻し、がん治療の副作用から解放されるようサポートします。がん治療の道のりは、肉体的および精神的な試練に満ちています。治療による副作用は、外見と自尊心の双方に影響を及ぼし、悩ましいものです。ネオジェネシスは、こうした患者の苦悩を受け止め、希望を提供します。ネオジェネシスのスキンケア製品は身体的な不快感を和らげるだけでなく、心理的な後押しもします。肌の心地よさを感じることは、回復への道のりにおいて非常に重要な要素であり、ネオジェネシスは患者に必要な自信と安心感を確実に提供します。 ピンクリボン運動は、乳がんとの闘いにおける希望、団結、意識を体現しています。ネオジェネシスは企業として、がん治療に適したスキンケア製品を提供することで、これらの原則に沿い、がん治療を乗り越えている人々をサポートし、安心させ、新たな自信をもたらします。ピンクリボン運動とネオジェネシスは共に、難題の多いがん患者が強さと回復力を持って困難に立ち向かえるよう力を与え、特にがん治療の道のりにおいて、すべての患者が自分の肌に自信を持ち、幸せで健康であると感じることができるようにサポートします。がんとの闘いの中で、ネオジェネシスは希望の象徴として、スキンケア製品だけでなく、回復への道のりを歩む患者をサポートするライフラインも提供しています。ネオジェネシスは、ピンクリボン運動を通じて、がん患者により質の高い生活を提供できるよう、ひとつひとつの製品に力を注いでいます。